五島の「医」
「離島は医療も遅れているのでは?」「情報が入ってこないのでは?」
そんな疑問があるのも当然のことだと思います。私自身、大学を出て五島に帰ってくるまで同じ疑問を持っていました。果たして、本当でしょうか?
【 離島医療圏 】
五島市の医療は、ベッド数 300 床を越える長崎県五島中央病院のほか、3つの病院と42の医院・診療所、18の歯科医院に支えられています。
薬局は 21 件存在し、市街地となる旧福江市内の 9 件で休日当番を輪番制で担当しています。
【 地域調剤情報システム 】
五島市では、H26年4月から「地域調剤情報共有システム」が正式に稼働します。このシステムは、行政主導で行われ、承諾を得た患者様の調剤情報の一部を堅牢なセキュリティのもとクラウドに上げ、救急や搬送先の病院での緊急治療に、より正確性を担保するため用いられるほか、薬局での医薬品調剤において他診療機関からの処方薬とのチェックにも使われます。
【 予防医科学研究所 】
平成26年2月7日、五島市に新しい研究機関が誕生しました。
「予防医科学研究所」といい、高齢化が著しい五島市で、高齢者特有の病気の原因や健康増進などについて調査研究することを目的としているそうです。
(長崎新聞より)
詳細は、ブログをご覧下さい。
【 薬育 】
五島薬剤師会では、薬育活動も行っています。
最近では、地産地唱バンド・ベベンコビッチ氏の発案で2012年に初開催となった、児童職業体験イベント「キッズアイランド五島列島」において、五島薬剤師会としてイベントに参加しました。
医療機器メーカーの協力も得て、様々な職種のブースの一角で、小学生に調剤体験をして貰いました。主催者からの報告によれば、参加ブースの中でも上位の人気で、評価も高かったそうです。
次年度以降も積極的に参加し、児童の薬育に繋げたいと考えています。